果ての遠望
結果の高見から過去の道程を眺め
着地点から過去の足取りを意味づけることの虚しさ
眺め得るのは前を向いたまま後ろずさりして遠く小さく霞んでゆく矮小な姿
叫び声は無意味な音に分解されか細く八方に拡散し
静寂に覆われた暗黒に吸収されてゆくのみ
20110722