明日は我が身
月が顎を突き出して笑っている夜だった
俺は言ってやったんだ
明日は我が身だぜ
すると言い返しやがった
今だって我が身さ
俺は少し考えた---うむ、そうかもしれない
そうなのさ、みんな、いつだって我が身なんだよ
なるほど、俺もそんな気がしてきた
時間なんて、誰を気まぐれに襲ってくるものだか解ったものじゃない
しかし、あんたは何時だって規則正しい---まるで時計だ
そうさ、我が身とは、おまえさん自身のことだぜ
---ちくしょう、あの顎をへし折ってやりたいものだが、手も届かねえ
(投稿日時:2010/12/28 01時23分)
20110722